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明日から「冬の土用」

 

 明日1月18日から2月3日までは「冬の土用」です。

 

 

うなぎを食べる夏の土用がおなじみですが、

 

実は土用は各季節にあります

 

 

土用とは季節の変わり目で、

 

立春、立夏、立秋、立冬の前、それぞれ18日間程度の期間

 

のことです。

 

 

ですから、立春の前の約18日間ということで

 

明日からを「冬の土用」といいます。

 

 

 

変わり目というのは、変化への対応が必要となり、

 

何かと不調や不具合が起こりやすいものです。

 

 

変化は脾(お腹)に一番影響を与えます

 

脾は私たちの体の中心でエネルギーを生み出すところです。

 

土用の期間は、脾に負担がかかって調子を崩しやすく、全身の様々な不調につながりやすくなります。

 

それを整えるために、各季節の土用の養生があります

 

いずれにせよ、土用の期間は「無理をしない」ということが大切です。

 

 

 

冬の土用の養生としては、

 

肉食は少し控えめにしましょう。

 

 

冬の肉食は体を温めますので、

 

冬の寒さを乗り切るために冬はお肉もしっかり食べましょう

 

と以前お伝えしたことがありますが、

 

食べ過ぎると冬の終わりには胃腸も疲れてきます

 

この時期はお肉は少し控えめにして、温野菜中心の粗食がおすすめです。

 

食べ過ぎないように、よく噛んで、腹八分を心がけましょう。

 

 

 

また、冬の土用は一年の締めくくりです。

 

一年最後の日は、土用の最後の日でもある「節分」(立春の前日)です。

 

豆を食べるのもおすすめの食養生です。

 

 

 

一年で一番寒い時期になりますので、

 

冷やさないようにご注意ください(^^)

 

 

 

(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)