「ありがとう、店は僕が守ります」

父を思い出そうとすると、仕事をしている姿しか脳裏に浮かんでまいりません。

 

『頑固一徹』 『信念を曲げない』

 

この言葉は、父の為にあるような、まさにその言葉どおりの人生の一本道をひたすら突き進んできた父でした。

 

薬局店を経営し、趣味も仕事。 自分探しの人が多い世の中において、これほど幸せな人生はないかもしれません。

 

母と姉と私という家族を何よりも大切にしてくれた父でした。

 

お酒を飲むのが唯一の楽しみ。 大好きなお寿司をつまみながら、いつもビールを飲んでいました。 一緒にお寿司屋さんにはよく連れ立ってもらいました。そこで話した様々な事は、これから折に触れてだんだんと思い出すことでしょう。

 

有野台薬品代表取締役であり、私の父である井上敏彦は、平成24年11月24日、山々が美しく彩りを深めていく季節の、この凛と冴えた高い空へと、少し早すぎる旅立ちをいたしました。

 

「お父さん、ありがとう。 店は僕が継ぎます。

    僕も固い意志があるので安心してください。」

 

感謝の想いを込めて旅立ちを見送りました。

 

父の命である店を、私は必ず守り続けたいと思います。

 

生前、温かいお心で支えて下さった皆様、

多くのご厚情を賜りましたことを深く感謝申し上げます。

 

今後とも有野台薬品を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

                  井上 満弘