ひとにやさしいくすりやさん

 会社には社是や社訓というようなものがあり、さまざまな組織や団体にもそのような行動指針となるものがあると思います。

 

私たち専門薬局にも以下のような綱領というものがあります。

一、私達は人間尊重を基本とし人助けの精神に徹し広く国民の健康に奉仕します。

一、私達は人格と識見をたかめ誠意をもって社会に貢献します。

一、私達は常に真摯に研究を行い適切な健康指導を行います。

 

 一つ目の項に、「人間尊重」という言葉があります。

 先日、「海賊とよばれた男」という本(出光興産の創業者、出光佐三さんの半生を描いた小説)を読んだのですが、出光佐三さんも「人間尊重」という言葉を出光興産の社是として、「人」を非常に尊重して大切にされたとのことでした。その出光佐三さんの生き様にとても感動しました。

 

 私たち専門薬局にも「人間尊重」という理念があるのは、もちろん医療に携わる者としてという意味もありますし、それ以前に「人」としてという意味もあると思います。 現代医療も営利主義に走り本当に人のことを考えた医療がちゃんと行われていないこともありますし、それ以前に人を人としてちゃんと扱っていないようなこともあると思います。

 

 また、私たちは東洋医学についても研究を行っているのですが、人にはもともと自分の身体を治そうとする力(自然治癒力)が備わっていて、その力を生かすことが東洋医学の考え方であり人間尊重でもあると思います。安易に化学薬品の使用に頼りすぎて、もともと備わった人間の自然の力を無視した治療を行うことは人間尊重に反していると思います。

 

 当店も人間尊重を基本として、人を大切にする、「ひとにやさしいくすりやさん」を心がけていきたいと思います。          (井上満弘)