東洋医学では、「腎」は骨や髪や脳を養い、「腎」を強くすることが骨や脳を守り老化を防ぐと言っています。
最新の研究でも、腎臓と骨は密接に関係しているということは明らかになっています。
また、腎臓でビタミンDが活性化されることによって腸からカルシウムの吸収が促進され骨が強くなります。
漢方には腎を強くする「補腎薬」というものがあります。
例えば、ジオウ、ロクジョウ、イカリソウ、トシシなどの生薬が補腎作用をもっています。
当店に置いているものでは「レオピンロイヤル」や「瓊玉膏」や「杞菊地黄丸」などです。
また、レオピンシリーズ自体に骨密度の低下を防ぐ作用も確認されています。
ちなみに当店の女性陣はみんなレオピンを飲んでいます。
こういった漢方薬や天然薬は、破骨細胞だけに働きかけるのではなく、骨芽細胞と破骨細胞のバランスをとり骨を守ってくれると考えられます。
これらを飲むことは骨を守ることだけでなく、脳や髪を守ったりすることもできます。
何より腎臓や内臓を守り、老化を防ぎ元気で若々しい身体づくりにつながります。
カルシウムなどの栄養素を摂ることももちろん大事なのですが、
いくらたくさん摂っても吸収されず使われなかったら意味がありません。
まず内臓をよくして、カルシウムが吸収されしっかり活用されるようにすることが大切です。
ですから腎や内臓をよくすることが先決なのです。
といったわけで、骨を丈夫に守るためのお話を書いてきましたが、
まとめてとしては、
●骨に衝撃を与える運動をしよう!
●バランスの良い食事をしよう!
●良質のカルシウム製剤で積極的に補おう!
●補腎をしよう!
ということで、
寝たきり・要介護を防ぎ、いつまでも元気で若々しくお過ごし頂くために
ぜひ心がけてください。
(有野台薬品 井上満弘)