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サバ缶ばかり食べてていいのか?

 

当店に来られるお客様からも

 

「サバ缶を毎日食べている」

 

という話をよく聞きます。

 

 

 

何年か前に、テレビで

 

「サバ缶を食べると、やせるホルモンが大量に出る可能性がある」

 

とかやったそうです。

 

放送翌日には、スーパーからサバ缶が姿を消しました。

 

そして、何度も何度もテレビや雑誌などでも、

 

サバ缶が体にいい、とやっています。

 

 

 

 

はたして、サバ缶を毎日食べることは、

 

本当に体にいいのでしょうか?

 

 

 

確かにサバなどの青魚はDHAやEPAなどが豊富で、

 

栄養的には体にいいかもしれません。

 

 

 

缶詰をはじめ、レトルト食品、冷凍食品、ペットボトル飲料などの食品というのは

 

とても便利ですし安く手に入ります。

 

でも、

 

長期保存するために保存料や防カビ剤などが

 

たくさん入っているわけですよね。

 

いわば、腐らない食品なわけです。

 

これら保存料や防カビ剤などは、

 

腸内の善玉菌も殺してしまい、

 

腸が弱くなってしまいます

 

 

こういった食品は、本来は、

 

時間がどうしてもない時や、災害などの緊急時など、

 

どうしてもの時に食べる非常食、保存食です。

 

 

 

それを毎日、身体にいいと食べるのはおかしな話です。

 

 

 

また、これらの食品というのは、

 

長期保存するために加圧加熱殺菌したり、凍らせたり、添加物を加えたりして、

 

「生命力のない」本来とは違う食品になってしまっています。

 

 

 

さらに、

 

缶の内側には塗布されるエポキシ樹脂やフェノール系樹脂からは、

 

内分泌かく乱物質が溶け出すことがわかっています。

 

いわゆる「環境ホルモン」というやつです。

 

体内に入るとホルモンと似た作用をし、

 

生物本来のホルモン分泌を乱して、

 

生殖機能などに悪影響を与える物質です。

 

 

 

ですから、

 

サバ缶をたまに食べるのは全然いいことだと思いますが、

 

毎日食べるというのはおすすめできません。

 

サバを食べるなら、できれば生のサバがよいでしょう。

 

 

 

マスコミで取り上げられる情報は、

 

かなり偏っていたり、断片的にしか伝えていなかったりします。

 

振り回されないようにしましょう。

 

 

 

 

私たちの身体は、私たちが食べたものによって作られます

 

食べ物というのは私たちの健康にとても重要なものです。

 

・その土地の、旬の食べ物を食べる

 

・特定のものだけ食べるのではなく、さまざまな食材をバランスよく食べる

 

ということがとても大事です(^^)

 

 

 

(有野台薬品 井上満弘)