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体に出る症状にはすべて目的がある

 

私たちは体に不快な症状が出れば、

 

すぐに薬で抑えようとします

 

 

痛みが出れば痛み止めを飲み、

 

熱が出れば解熱剤を飲み、

 

下痢になれば下痢止めを飲み、

 

血圧が高ければ降圧薬を飲み・・・・・、

 

 

といった具合に症状を抑え込んでしまいます。

 

 

 

でも実は、そういった体の症状には、すべて目的があるのです。

 

 

 

風邪を引いた時に熱が出るのは、

 

体温を上げてウイルスを殺すためです。

 

 

 

痛みが出るのは、体のどこかに異常があることを知らせるサインです。

 

例えば、同じ姿勢でパソコンばかりやっていると、

 

「脳の方への血流が悪くなって酸素や栄養が行き届きませんよ、

 

休んだり、ストレッチしたり、運動したりしてくださいね」

 

と肩や首に痛みを出して知らせてくれているのです。

 

 

下痢は、悪いものを体の外に出そうという反応です。

 

 

血圧が高くなるのは、

 

体の隅々まで血液を送り届け

 

栄養と酸素を届けるためです。

 

例えば、ストレスや緊張で血圧が高くなりますが、

 

体はストレスや緊張に耐えれるように栄養と酸素をしっかり届けるために

 

血圧を上げて血流を巡らせているわけなのです。

 

 

 

体の反応に、無駄なものは一つもないのです。

 

 

 

それなのに、私たちは不快な症状を悪だと決めつけ、

 

薬で抑え込んでしまっているのです。

 

 

 

 

薬を飲んだらダメだとは言いません。

 

どうしても症状がつらくて生活できないという時は飲んで構いません。

 

でも、すぐ薬に頼ってしまうのはいけません

 

 

症状を一時的に抑え込むことはできますが、

 

余計体を悪くしていることになるからです。

 

 

体の声に耳を傾けて、

 

無理をしているのなら薬を飲むよりも体を休ませてあげましょう。

 

体をいたわってあげましょう。

 

 

 

私は薬(化学薬品)はほとんど飲みません。

 

もっぱら漢方薬や天然薬です。

 

漢方薬や天然薬は、

 

症状を抑え込むというわけではなく、

 

体内のバランスを整えて元の状態に戻してくれたり、

 

体をいたわったり癒してくれるくすりです。

 

できるだけ、体にやさしいくすりがいいですね(^^)

 

 

 

(有野台薬品 井上満弘)