鼻が悪いとどうなるの?③ 乾燥した空気や冷気により肺がやられてしまう

 

 

前回は、鼻の「ろ過機能」についてのお話でしたが、

 

鼻には「ろ過機能」とともに、「加温・加湿機能」があります。

 

鼻のエアコン機能、空調機能ともいうべき、

温度や湿度を一定に保つ機能です。

 

 

 

 

前回も書きましたが、

 

私たち人間は、1日になんと11000リットルのも空気を吸い込み肺に送りこんでいます。

 

乾燥した空気や冷たい空気が肺に一気に送られてくると、

肺は相当なダメージを受けてしまいます。

 

 

ですので、鼻は粘液によって、乾燥した空気に潤いを与え、湿度100%に近い状態までに整えます。

 

 

また、鼻の粘膜には毛細血管がうじゃうじゃとあり血液がたっぷりと流れているのですが、

冷たい空気を温かい血液によって、37℃の温度にまで整えてくれます。

 

たとえば、氷点下の冷気を吸い込んでも、空気がのどに達するまでに、30℃近くにまで上昇するそうです。

 

 

このようにして、鼻による驚異的な空調機能により、肺を保護してくれているというわけなのです。

 

 

 

 

ですから、鼻が悪くて、鼻のこのような機能が十分に果たせていないと、

 

肺にもろに乾燥した空気や冷気が行ってしまい、相当なダメージを受けてしまうことになるのです。

 

 

肺が弱ってしまうと、酸素が十分に取り込めず、あらゆる病気につながってしまいます。

 

 

鼻が悪い人は、しっかりと鼻を治しておきましょう。

 

 

 

当店では、慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、後鼻漏の症状でお悩みの方の漢方健康相談を承っております。

 

お気軽にご相談ください(^^)

 

 

 

(有野台薬品 井上満弘)