今日6月5日は、二十四節気のうちの一つ、「芒種」(ぼうしゅ)です。
昔は麦を収穫し、田植えを始める時期でした。
芒(のぎ)は、麦や稲などの穀物の先にある針のような毛のことで、
「芒種」とは、麦を収穫し、「のぎ」のある穀物の種を播いたり、稲の苗を植え付ける時期のことを意味しています。
家庭で梅干しを作るのもこの頃です。
梅の殺菌作用や酸味成分が腸の働きを回復させ、梅雨時期の不調を緩和します。
暦の上での入梅(6月10日)は芒種の後の最初の壬(みずのえ)の日とされていますが、
さて実際の梅雨入りはいつになるでしょうか?
初夏の気持ちのいい気候が終わりを告げ、気温も湿度も上がりだす時期です。
ジメジメした湿気は胃腸機能を弱らせてしまいます。
なので、胃腸を補って、水分代謝を良くするような食材がこの時期おすすめです。
例えば、豆類(大豆、小豆、黒豆、インゲン豆など)、イモ類(じゃがいも、山芋、長芋など)、とうもろこしなどです。
日々の食事に意識してとり入れて下さいね(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)