今日6月6日は、二十四節気のうちの一つ、「芒種」(ぼうしゅ)です。
昔は麦を収穫し、田植えを始める時期でした。
芒(のぎ)は、麦や稲などの穀物の先にある針のような毛のことで、
「芒種」とは、麦を収穫し、「のぎ」のある穀物の種を播いたり、稲の苗を植え付ける時期のことを意味しています。
家庭で梅干しを作るのもこの頃です。
梅の殺菌作用や酸味成分が腸の働きを回復させ、梅雨時期の不調を緩和します。
初夏の気持ちのいい気候が終わりを告げ、気温も湿度も上がりだす時期ですが、
ジメジメした湿気は胃腸機能を弱らせてしまいます。
なので、胃腸を元気にして、水分代謝を良くするような食材がこの時期おすすめです。
例えば、豆類(大豆、小豆、黒豆、インゲン豆など)、イモ類(じゃがいも、山芋、長芋など)、とうもろこしなどです。
それと、ウリ類もおすすめです。体内の余分な湿気を払い、夏の暑さもとり除いてくれる働きがあります。
例えば、ズッキーニ、キュウリ、冬瓜、スイカなどです。
日々の食事に意識してとり入れて下さいね(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)
今日5月21日は、二十四節気のうちの一つ、「小満」(しょうまん)です。
暦の上では、陽気もよくなり、草木なども次第に生い茂ってくる季節とされています。
小満というのは、麦などの夏の収穫を迎えた作物の実がふくらんできて、しかしいまだ成熟には至らずという意味です。
麦が穂をつけて、ほっと一安心(=少し満足)という意味もあります。
だんだんと気温が上がってきて、湿度もだんだんと上がってきます。
湿度が高くなると、空気中の酸素量は少なくなってきます。
梅雨時がいちばん酸素量が少なくなります。
酸素が不足すると、仕事の能率が落ちたりミスが増えたりしてしまいますし、
全身の細胞に酸素が充分に行き届かなくなりますので、
痛みが出たり、体の中で様々な弊害も起こりやすくなります。
普段から意識して大きな呼吸して、酸素をとり入れることを心がけましょう。
呼吸は吐くほうが先です。
出してからじゃないと、新しい空気が入れません。
まずゆっくり息を吐き出してから、吸いましょう。
暑くなってきて、体内に熱もこもりやすくなってきますので、
身体を動かし適度に汗をかいて、体内の熱を外に発散することも心がけてくださいね。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
「食べ物にも薬効がある」「食べ物こそ最高の薬であり、漢方薬はそういった食べ物から構成された薬である」
ということをこれまでも言ってきましたけれども、
先日、「老化を抑制する食品」というのが科学的にも証明されました。
「セル・メタボリズム」という世界最高峰の科学誌に論文が掲載されたのですが、
2年間熟成したニンニクに含まれる「S1PC」という成分に抗老化作用があるということが科学的に証明されました。
マウスにおいてだけではなくて、ヒトにおける臨床試験においても確認されたということです。
これは、世界の研究者たちが驚くような非常にインパクトのある発表でした。
「S1PC」という成分は、生のニンニクや黒ニンニクにはほぼ含まれていない成分で、
ニンニクを2年間熟成させることで生まれる成分になります。
2年間熟成させた「熟成ニンニク抽出液」に含まれる成分なのです。
そのS1PCの抗老化作用の簡単なメカニズムを簡単に説明すると、
「サーチュイン遺伝子」って聞かれたことがあるかもしれないですが、
老化や寿命に関わる遺伝子で、長寿遺伝子とも呼ばれるものです。
そのサーチュイン遺伝子(SIRT1)は NAD⁺という補酵素と結合することで働いて、抗老化作用・・・老化を防ぐ多くの作用をもたらします。
細胞を修復したりして老化を抑制するわけです。
ですので、SIRT1が働くためには NAD⁺を増やすということが非常に重要なわけなのです。
NAD⁺は誰もが年齢とともに減少しますし、
過食、運動不足、精神的ストレス、喫煙、過度の飲酒、強い紫外線などによって減少することが知られています。
そういったことでNAD⁺が減少すると老化がどんどん進むというわけです。
そして、今回の研究で発見されたのが、
2年間熟成したニンニク抽出液を摂ると、それに含まれるS1PCが脂肪組織に働きかけて脂肪細胞からeNAMPT(イーナムピーティー)という酵素が放出され、
その酵素が血液に乗って脳の視床下部へ送られて、視床下部でNAD⁺を合成するということです。
そして、そのNAD⁺がSIRT1と結合することで抗老化作用をもたらします。
NAD⁺を増やすことによって、筋肉の低下を防いだり、老化を遅らせる働きをしたということなのです。
それから「NMN」というのも皆さん聞かれたことがあるかもしれませんが、
近年、注目されていてサプリメントなんかもよく出ていますが、
NMNはNAD⁺の前駆物質で、NMNが体内でNAD⁺に変わるのです。
そして、そのNMNも体内でニコチンアミド(ビタミンB3)からeNAMPTによって作られます。
ニコチンアミド(B3)は魚介類、肉類、キノコ類などに含まれるビタミンになります。
今回の研究で 非常に注目されているのが、
こういった自然由来のもの(2年間熟成したニンニク)に抗老化作用があるということが科学的に証明されたということと、
脂肪は悪者のイメージがありますけれども、脂肪もある程度は必要だということなのです。
脂肪からeNAMPTが分泌されるわけですので、ちょい太くらいのほうが元気で長生きするということも科学的に裏付けられたということなのです。
「S1PC」のこと、「抗老化」のこと、
元気で若々しく年を取りたいという方はお気軽にご相談ください。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
☆今週の言葉☆
コントロールできないものに気を病むのではなく、
できることを精一杯やろう
(松井秀喜)
他人と過去は変えられません。
変えれるのは自分と未来です。
変えれることをやっていきましょう(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
ゴールデンウィークは
5月3日(日)
5月4日(月)
の2日間は休業とさせていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。
「最近、ちょっとしたことでイライラしてしまう」
「体が重くてやる気が出ない。メンタルが弱いのかな?」
そんなふうに自分を責めていませんか?
結論から言うと、その不調はあなたの性格のせいではなく、
自律神経が「命を守ろうとして一生懸命働いている証拠」です。
実は、最新の理論では自律神経は2種類ではなく、3種類あると考えられています。
この仕組みを知るだけで、心と体はぐっと楽になります。
今回は、公開したばかりのYouTubeの動画の内容をわかりやすく解説します。
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■自律神経の新常識「ポリヴェーガル理論」とは?
これまで自律神経は、活動の「交感神経」とリラックスの「副交感神経」の2つがシーソーのようにバランスを取っていると言われてきました。
しかし、最新のポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)では、副交感神経がさらに2つに分かれ、合計3つのモードがあると考えます。
緑のモード(腹側迷走神経): 安心・安全を感じ、他者とつながるリラックス状態。
赤のモード(交感神経): 敵と戦うか、逃げるための「アクセル」全開の状態。
青のモード(背側迷走神経): どうにもならない危機に際し、体を固めて守る「急ブレーキ」の状態。
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■現代人は「赤」と「青」を行ったり来たりしている
私たちは本来、「緑のモード」で過ごすと心身が安定します。
しかし、ストレスの多い現代人は、常に「赤のモード」で戦い、エネルギーを消耗しがちです。
エネルギーが切れると、体は命を守るために「青のモード(シャットダウン)」に切り替わり、
無気力やうつ状態、体の重さを引き起こします。
昼間はアクセル全開で活動して(赤)、夜は倒れ込むように動けなくなる(青)というサイクルを繰り返していると、
心身の不調が長引いてしまいます。
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■心を「緑の安心モード」に戻すための習慣
自律神経の「はしご」を一段ずつ上って、安心できる緑の状態に戻るための具体的な方法をご紹介します。
深い呼吸をする: 赤や青の時は呼吸が浅くなっています。ゆっくり息を吐く深呼吸を心がけましょう。
顔の筋肉を動かす: おしゃべり、歌、笑うことや、「あいうべ体操」などは、緑の神経を直接刺激します。
五感で「安全」を感じる: 美味しく味わって食べる、心地よい音楽を聴く、遠くの景色を眺めることが有効です。
体を温める: 温かい感覚は脳に安心を伝えます。お腹や足を温めたり、漢方薬で内臓から温めることも非常に効果的です。
信頼できる存在と触れ合う: 安心できる人や動物と過ごすことが、最も大切な「緑のスイッチ」になります。
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■あなたの体は、あなたを守ろうとしています
イライラしたり、動けなくなったりするのは、決してあなたが悪いわけではありません。
「今は体が防衛反応を出しているんだな」と、
まずは自分の状態を認めてあげてください。
当店は漢方相談薬店として、ポリヴェーガル理論の視点も取り入れながら、
お一人おひとりの体質や状態に合わせたアドバイスと漢方薬をおすすめさせていただきます。
「自律神経が乱れているかも」「なかなか元気が出ない」「イライラしたり、不安になったり、心が不安定」
とお悩みの方は、どうぞお気軽に当店までご相談ください。
漢方と日々の養生で、あなたの心と体が「緑のモード」で満たされるようお手伝いさせていただきます。
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■今回の内容を詳しく解説したYouTubeの動画は、こちらからご覧いただけます。
↓↓↓
ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさんのYouTubeで
小田切さんの冷蔵庫の中身を紹介していたのですが、
冷蔵庫の中にレオピンロイヤルがたくさんストックされていました。
(※動画の11分6秒あたりにレオピンロイヤルが登場します)
小田切さんは「下半身を強くするヤツ」と表現していますが、
そういった効果も確かにありますが、
別にそれだけのために飲むものではありません(^^;)
体の土台を丈夫にして、元気をつけたり、体力を高めたり、体を温めたりする基礎薬です。
元気がない時だけ飲むのではなく、毎日続けて飲むともっと良いですよ。
レオピンロイヤルは当店でも非常にリピーターが多いです。
長年愛用されている方はやはり元気で若々しいですね(^^)
今日4月20日からは、二十四節気のうちの一つ、「穀雨」(こくう)です。
二十四節気の中の6番目の節気であり、春季の最後の節気です。
※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。
穀雨は全ての穀物(百穀)をうるおす春の雨の意味で、けむるように降る雨は田畑を潤し、穀物などの生長を助ける時季です。
暦の上では、穀物を潤す春の雨が降る頃とされ、農家にとっては、種蒔きの適期です。
春先に、小雨が降り、ぐずついた天気が続くことを、菜の花の咲く頃にちなんで「菜種梅雨(なたねづゆ・なたねつゆ)」といいます。
これから徐々に湿気が多くなってきますので、神経痛などが起こりやすくなってきます。
冷たいものの飲み過ぎに注意し、適度な運動を心がけ、半身浴などで適度に汗をかきましょう。
また、新年度が始まり気疲れもしやすい時期かと思いますし、
春の終盤にあたるので、春の疲れが出やすい時期です。
ストレス性の胃腸トラブルに加え、イライラ・情緒不安定・不眠・体のだるさなどに見舞われる人も多いですね。
のんびりと季節の移り変わりを楽しむ心の余裕を持ちましょう(^^)
新緑の美しい時期になりますので、みずみずしい新緑のシャワーを浴びに、
大きな公園や森林など、「木」に囲まれた場所に足を運ぶのもおすすめです。
春は「肝」が弱りやすい時期ですが、五行学説では「肝」は「木」に対応します。
「木」がのびのびと枝葉を伸ばす様子を眺め、楽しむことで
「肝」ものびのびとリラックスすることができます。
春に多いストレス性の不調に見舞われている方は、
とにかくリラックスして、心と体をゆるめることを意識しましょう。
お風呂にゆっくり入ってリラックスしたり、趣味を楽しんだり、
おしゃべりしたり、心からリラックスして下さいね(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日4月17日~5月4日までは、春の土用です。
うなぎを食べる夏の土用がおなじみですが、
実は土用は各季節にあります。
土用は季節の変わり目で、
春夏秋冬、それぞれの季節のつなぎ目となる期間です。
具体的には、
立春、立夏、立秋、立冬の前、それぞれ18日間程度の期間
のことです。
ですから、立夏の前の約18日間ということで
今日からを「春の土用」といいます。
変わり目というのは、変化への対応が必要となり、
何かと不調や不具合が起こりやすいものです。
変化は五臓のうちの「脾」(消化器系)に一番影響を与えます。
「脾」は体の中心で、エネルギーを生み出し全身にエネルギーを行き渡らせます。
土用の時期は「脾」に影響を与えやすい時期なので、
この時期は体調を崩しやすくなるのです。
それを整えるために、各季節の養生があります。
次の季節に向けて、土用の間に身体を整えておくのです。
春の土用の養生としては、
夏に頑張って働いてくれる「心臓」への負担を避けるため、薄味を心がけましょう。
4月頃から五臓六腑の「心臓」が動き始めます。
特に、心臓や脳にリスクのある方、すぐに血がのぼるタイプの方は、
塩分のとり過ぎに気をつけましょう。
「心」の火のパワーの燃え過ぎは、「腎」の水のパワーで鎮火します。
塩分をとり過ぎると「腎」を損なうので、
この時期は「腎」を損なわないよう濃い味は控えましょう。
実際、汗をかいたなあと感じ始める季節です。
塩分補給は、ミネラル豊富な天然塩がおすすめです。
当店では、沖縄の天然塩「萬壽の塩」を販売しています。
この時期にアレルギー症状が続いている方は「肝」に問題がある可能性があります。
しっかり睡眠をとって目を休め、濃いもの・脂っこいもの・甘いものは控えるようにしましょう。
土用の時期は「脾」(消化器系)に負担がかかりやすい時期ですから、
「脾」を休ませるために断食をするのもおすすめです。
特に春は解毒排泄の季節ですので、
春の土用は断食(ファスティング)をするのにうってつけの時期でもあります。
酵素飲料を飲みながらの酵素断食がおすすめです。
空腹も感じにくいですし、体内の酵素を活用しながらの断食になりますので
より効果的です。
当店では、今年100周年を迎えた伝統ある大高酵素のプレミアム酵素飲料をおすすめしています。
断食(ファスティング)をやってみたいという方は
お気軽にご相談ください。
まだまだ寒かったり、暖かくなったりと、気候が変わりやすい時期、
くれぐれも体調管理、お気を付けくださいね(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)
明日4月5日は、二十四節気のうちの一つ、清明(せいめい)です。
※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。
暦の上では、全てが生き生きとしてすがすがしく感じられる時期とされています。
草木が芽吹き、花が咲き乱れ、鳥が歌い、暖かな春の陽気に包まれます。
文字通り、清々しく明るい季節ですね。
これから昼の時間がますます長く、夜がさらに短くなり、
自然界は陽気が豊かである一方、陰気が弱くなっていきます。
体の陽の気が上昇するため、体の上部の症状が起こりやすくなります。
高血圧、頭痛、めまい、耳鳴り、ほてり、目の充血などなどご注意ください。
春に弱りやすい「肝」を養って陰を補うために、夜更かしは避け早寝早起をしましょう。
また、塩分の摂りすぎは「腎」を損ない、「心」の火のパワーの燃えすぎを調整できなくなるので、
塩分のとりすぎに注意しましょう。
さらに、新しい生活が始まったりと、緊張やストレスも多い時期です。
ゆったりとのびのびとした気持ちで、深呼吸やストレッチをしましょう。
自然の中でウォーキングをしたりして太陽の光や暖かさを感じましょう。
日照量が増えると、脳内で幸せホルモンであるセロトニンも増加し、明るい気持ちになります。
この時期におすすめの食べ物として、
セロリは気を巡らせる作用があるため、代謝や解毒を司る「肝」の働きを助けます。
また、体の熱を取る作用もあるため、ストレスによって「気」が滞って起こる頭痛やめまい、のぼせ、充血などにも有効です。
鶏肉は、「気」と「血」を養い、「肝」の働きを助けるため、春に鶏肉を食べるとよいとされています。
胃腸を温める作用もあるため、胃腸が弱い人や高齢者の滋養強壮にもおすすめです。
まだまだ暖かったり寒かったり不安定ですので、
体調管理くれぐれもお気をつけ下さい(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)
今日3月20日は、二十四節気のうちの一つ、春分です。
この日、真東から昇った太陽は真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなります。
北半球ではこの日を境に、次第に昼が長く、夜が短くなります。
陰気が地面の下に沈み陽気が上昇することで、陰陽の気が入れ替わる日です。
陰から陽へ転ずる時期になりますので、陰と陽のバランスを整えることがもっとも大切な養生となります。
また、この日をはさんだ前後7日間が「春の彼岸」です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さも峠を越して温和な季候となるとされます。
しかし、花冷えや寒の戻りがあるので油断は禁物です。
「彼岸」は、「現世を離れ極楽浄土の岸に到る」という意味の仏教の言葉で、墓前に花や線香を手向け先祖を供養する姿が見られます。
春分になると、春も後半に入り、立春から高まり始めた「肝」のパワーがそろそろ安定してくる頃です。
春分の時期には、「平性」の食べ物を多く摂るようにしましょう。
東洋医学では、
食べ物を、「五性」といって大きく5つの性質(熱性、温性、平性、涼性、寒性)に分類します。
平性の食べ物は、体を温めもせず冷やしもしません。常食に向いています。
春分には、この平性の食べ物をメインにとりながら、この頃になってもまだ体が冷えやすいなら、温性の食べ物をプラスします。
反対に、のぼせなど温熱に偏っているようであれば、涼性の食べ物をとりましょう。
体が「平」の状態になるように、食べ物で調整していくのです。
これは、秋分も同様です。
春分と秋分では、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
陰陽が均衡しているときなので、体の陰陽も均衡させて「平」にするとよいのです。
暑さや寒さ、昼と夜もちょうど良いこの時期は、
陰も陽も適度に補う、バランスを意識した養生がポイントとなります。
体を冷やすような夏野菜や海藻類などの食材のとり過ぎや
逆に体を温める香辛料やアルコールなどのとり過ぎも控えましょう。
<参考>食べ物の5つの性質
●熱性・・・体を温め血行を良くします。滋養効果もあります。
唐辛子、こしょう、ニンニク、山椒、シナモン、羊肉など
●温性・・・熱性と同じ効果がありますが、熱性より温める効果はおだやかです。
鶏豚のレバー、ナツメ、生姜、もち米、ネギ、シソ、梅、酢など
●平性・・・中庸。体を温めもせず冷やしもしないため、偏った影響が少なく、常食に向いています。熱性・寒性など強い刺激を緩和する力があり、料理にも使いやすいです。
卵、蓮の実、ハチミツ、とうもろこし、キャベツ、ブロッコリー、ジャガイモ、山芋、さつまいも、里芋、米、しいたけ、すもも、プルーン、ぶどう、レモン、大豆、小豆など
●涼性・・・寒性のものよりおだやかに体に作用します。のぼせ、ほてり、微熱などの改善や熱中症の予防などに効果があります。
大麦、あわ、そば、タケノコ、トマト、キュウリ、セロリ、ほうれん草、梨、ハトムギなど
●寒性・・・熱を冷ましたり、解毒効果があります。のどの痛み、顔の赤みなどの改善に効果が期待できます。
にがうり、スイカ、レンコン、ゴボウ、ナス、大根、カニ、昆布、わかめ、あさり、しじみ、はまぐり、ウコン、バナナ、メロン、精製塩、白砂糖など
体が冷えている人が冷やす食べ物ばかり食べていると、余計体は冷えてしまいます。
バランスが大事です。
なので、バナナだけ食べるダイエットやトマトだけ食べるダイエットなど、ワンフードダイエットはおすすめしません。
偏ったものばかり食べるのではなくバランスよく食べましょう(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)
☆今週の言葉☆
今日が大事だ。
明日ではない。
(ボブ・ディラン)
「今」を生きる。
まだ訪れていない未来の不安に囚われず、
「今ここ」に集中して生きましょう(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日3月5日は、二十四節気のうちの一つ、「啓蟄」(けいちつ)です。
暦の上では、冬ごもりしていた虫やカエルたちも暖かさに誘われて動き始める頃とされています。
「啓」は、「ひらく」という意味。「蟄」は、虫などが冬眠するという意味です。
「啓蟄」は、冬ごもりをしていた虫などが暖かさに誘われて地上へ這い出してくることを表しているのです。
※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。
まだまだ寒さが続いていますが、いよいよ春がやってきます。
春は、冬に静かに隠れていたものが活発に動き出し、植物はいきいきと芽を出し草木を伸ばします。
自然の流れに合わせ、心身ともに開放し、のびやかに過ごしましょう。
朝は早起きを。
そして、冬の日光不足を春は補いましょう。
天のパワーである太陽をいっぱい浴びれば体内の陽気が育ちます。
朝の散歩や森林浴で春の陽気をたっぷりと身体に取り入れましょう。
冬に溜まった陰のエネルギー(冷え)を追い出すには、ニンニクやニラ、ネギ、ヨモギなど陽を補う食材を積極的に摂ることです。
当店では2年間熟成したニンニクのエキス「熟成ニンニク抽出液」の製品を販売していますが、この時期だけに限らずですが、非常におすすめです。
2年間熟成させることでニンニクの刺激性がなくなり安全に服用することができ、有用成分が増え身体に対する有用な効果も非常に増幅します。
飲んでみたいという方は、お気軽にお申し付けください。
また、冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にするのは、春先に出てくる苦みの強い山菜の新芽です。
この時期、さまざまな種類の山菜が出回るようになります。
うど、わらび、ふきのとう、ふき、たらの芽、ぜんまい・・・
春の山菜は独特の苦みをもっていて、
この苦みが春に弱りやすい肝の不調をととのえデトックス作用を促し、
冬の間に溜まった老廃物をデトックスします。
春が旬の山菜も美味しくいただきましょう(^^)
ちなみに、うどは、独活(どくかつ)という名前で漢方薬の材料にもなります。
腰痛や膝痛などの関節痛や神経痛を改善する「独活寄生丸」(どくかつきせいがん)という漢方薬をよく使います。
当店でも販売していますので、関節痛や神経痛でお悩みの方はご相談ください。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日2月19日からは二十四節気のうちの一つ、「雨水」(うすい)です。
※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。
雪は雨となり、氷も溶けて水となるという時季で、
雨水がぬるみ、草木も芽を出し始める頃とされています。
昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
ただ、実際にはまだまだ非常に寒さが厳しいように本格的な春にはまだ遠く、
三寒四温を繰り返しながら春に向かっていきます。
三寒四温とは、3日寒ければ4日暖かいといったように、これを繰り返すことです。
寒暖差が激しい時期になりますので、くれぐれも体調管理にお気をつけください。
温度に合わせた服装選びも重要です。
晴れた日の日中の陽ざしの強さは春を感じます。
暖かい日が増えてくると、花粉症の辛い症状や下記の春に特徴的な不調を感じる人が増えてきます。
【暖かくなり出すと起こりやすい不調】
・目が渇いて疲れる
・頭痛がよく起こる
・吹き出物が顔に出てきた
・口や喉がよく渇く
・何だかイライラする
・やたらお腹が空いて食べ過ぎてしまう
・お腹にガスが溜まりやすい
・足の冷えやむくみが気になる
・生理痛がいつもよりひどい
このような不調が現れるには、共通した体の状態があります。
その体の状態というのは、「上熱下寒」です。
冬に足元へしまわれていた「気」は、自然の芽吹きと同じく、下から上へと伸びようとしています。
暖かくなってくる春は、「気」が上へ上へ上がっていこうとするのです。
でも、暖かくなってきても、こういった症状が出る人と出ない人がいます。
その違いというのは、
「体内のサーキュレーターをちゃんと使えているかどうか」
です。
この時期に上記のような不調が出る人は、
まるでエアコンで室内を暖める時にサーキュレーターを使わないのと同じ状態が体内で起こっています。
つまり、
体内の「気」が上半身に持ち上げられて上部に熱が溜まり、
体内のサーキュレーターを使えていないことで陰である体内の「水」が下半身に溜まって冷える
という状態です。
特に1日中、座りっぱなしのデスクワークの方に、この症状が出やすく、
ズボンが窮屈になって何だか下半身太りが気になるという人も増えます。
暖かくなるにしたがって冬に閉じていた心と体を少しずつ開き、
体内のサーキュレーターを使う意識を持つことで、
これらの不調が解消されます。
では、この「体内のサーキュレーター」とは、何のことでしょうか?
それは、「気の巡り」です。
体内の「気」は、しっかりと呼吸をしたり、体を動かすこと、さらには、気持ちが伸び伸びしていることで、
体内をスムーズに巡ります。
でも、やらなくてはいけないことばかりになって気忙しいと、
呼吸が浅くなったり、無意識で体に力が入って体内の「気」の巡りが悪くなります。
そうなると、巡りが悪くなっている体内の「気」が春になって上半身に持ち上げられてしまうのです。
暖かくなり出したら、体内の「気」を循環させるための呼吸を意識しながら
ウォーキングしたり、呼吸を意識するヨガや体操で体を動かして行くことが必要です。
深呼吸や腹式呼吸など、大きく深い呼吸も意識して行いましょう。
また、春は気の流れをよくするために体を締めつけないゆったりした洋服選びが大切です。
心の面では、やらなければならない事ばかりに焦点をあてるのではなく、
時にはのびのびとしたゆったりとした気持ちで過ごす時間も必要です。
気の巡りを良くしたり、心と体をリラックスさせてくれる漢方薬もお役に立ちます。
お気軽にご相談ください(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
私も愛用していて、当店の多くのお客様にも愛用して頂いている漢方薬のひとつに
「瓊玉膏」(けいぎょくこう)があります。
真っ黒で、ペースト状になっていて、スプーンですくって服用する
ちょっと変わった漢方薬です。
瓊玉膏は非常に歴史のある漢方薬で、
1170年、中国は宋の時代に作られました。
時の皇帝の子孫が脈々と栄えることを願い、典医たちが叡知を結集させて作り上げたお薬なのです。
皇帝のために作られたお薬ですから、安全性と有効性が万全を期して備えられています。
皇帝は健康と長寿のために好んで飲み、皇室の女子と名門家の貴婦人は美容のために愛用したそうです。
およそ850年の歴史がある漢方薬です。
先人が叡智を結集させて作り上げた貴重な漢方薬を
是非、健康づくりにお役立てください。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
☆今週の言葉☆
君よ、春が来るのだ。
冬の後には春が来るのだ。
(有島武郎)
今日は立春ですね。
春の来ない冬はありません。
冬の後には必ず春が来ますよ(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日2月3日は「節分」、
そして明日2月4日は「立春」です。
立春というのは、二十四節気の一つです。
二十四節気というのは、1年(約365日)を24等分にして、季節の名称が付けられたものです。
24個あるうちの一番目で、冬至と春分のちょうど中間が「立春」と定められています。
立春の文字を見ると、春が始まるようなイメージですが、
立春から立夏(5月5日頃)の前日までが、暦の上での春となります。
寒さは最も厳しい頃ですが、降りそそぐ太陽の光からは、春の気配が感じられ始めていますね。
湧き上がる春のエネルギーを受け止められるようにしっかり準備しておきましょう。
体を整える準備として、この時期に効果絶大なのがお灸です。
陰暦2月2日にお灸をする習慣を「如月灸(きさらぎきゅう)」というのですが、他の時期に比べて2倍の効果があるとされています。
江戸時代に貝原益軒が著した養生の指南書『養生訓』には、「胃腸が弱い人は毎年2月、8月に灸をするとよい」という旨が書かれてあります。
胃腸を元気にするなら、「中脘」(ちゅうかん)というツボにお灸をするのが特におすすめです。
おへそとみぞおちを結んだ線の中間にあります。
お灸というと少しハードルが高いですが、当店では煙も出ないやけどもしない手軽にできる温灸器も販売していますよ。
⇒過去の記事:『手軽にできる温灸器をご紹介!』
そして、立春の前日が節分です。
節分というのは、季節が変わる分かれ目のことで、実は本来、年に4回あります。
二十四節気のうちの「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」が、それぞれの季節が始まる日となっていて、
その前日が季節の分かれ目の節分の日となります。
節分というのは「立春」ありきで、その前日が「節分」ということなのです。
現在では2月の立春の前日の節分が習慣として残っています。
旧暦と一緒に使われてきた二十四節気は立春から、新しい年が始まります。
そのため、立春の前日の節分は、今で言う大晦日のように、一年の最後に当たり、特別な日としてとらえられていました。
「福は内、鬼は外」と言って、煎った大豆をまいて、歳の数の豆を食べ、厄除けを行いますね。
また、最近では太い巻き寿司を食べる「恵方巻」も食べることが習慣となりました。
立春の日の朝に禅宗の寺院などの門の左右にお札が貼ってあって、「立春大吉」と縦書きで書かれています。
立春大吉とは、縦書きにしてみると左右対称になっています。
立
春
大
吉
そのまま見ても、裏返してみても、同じように立春大吉と書いてあるように見えます。
かつて鬼が立春大吉のお札が貼ってある門から入ってきて、鬼が振り返ると、(裏から見ている状態)再び立春大吉と書かれているお札が貼ってあるので、まだ門に入っていなかったと勘違いして門から出ていった
という話が伝わっています。
こうしたことから厄除けのお札として使われていて、
一年が無事であるようにという願いが込められています。
というわけで、
今日は豆まきをして、太巻きを食べて、
新しい元気で健やかな一年を迎えましょう(^^)
※ちなみに私は夫婦で今日から3日間の酵素断食を行います(^^;)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日1月20日は、「大寒」(だいかん)です。
1年を24等分に分けた二十四節気の最後になります。
※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。
暦の上では、一年中で最も寒さが厳しい時季です。
昨日までは暖かかったですが、今日からまた一気に寒くなりましたね。
身体が冷えないように充分にご注意くださいね。
特に3つの「首」(首、手首、足首)が冷えないようにしましょう。
「首」のまわりは、皮膚が薄く太い動脈が皮膚に近いところにあるため、気温の影響を受けやすく冷えを感じやすくなります。
そのため「首」が冷えてしまうと冷たい血液が全身へ流れ体全体が冷えてしまいます。
「首」を冷やさないように、マフラー、手袋、靴下、レッグウォーマーなども活用しましょう。
冬の後には必ず春が来ます。
次は「立春」です。
あともう少しで春です。
春に備えてしっかり養生しておきましょう(^^)
先日お伝えしたように立春までは「冬の土用」にあたります。
胃腸のケアをしっかりしましょう(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日1月17日から2月3日までは「冬の土用」です。
うなぎを食べる夏の土用がおなじみですが、
実は土用は各季節にあります。
土用とは季節の変わり目で、
立春、立夏、立秋、立冬の前、それぞれ18日間程度の期間
のことです。
ですから、立春の前の約18日間ということで
今日からを「冬の土用」というのです。
変わり目というのは、気温や気候の変化が大きかったり、
変化への対応が必要となり、
何かと不調や不具合が起こりやすい時期です。
変化は脾(胃腸)に一番影響を与えます。
脾は私たちの体の中心でエネルギーを生み出すところです。
まさに「土」にあたるところなのです。
土用の期間は、脾に負担がかかって調子を崩しやすく、全身の様々な不調につながりやすくなります。
それを整えるために、各季節の土用の養生があります。
いずれにせよ、土用の期間は「無理をしない」ということが大切です。
そして、胃腸を休ませることが非常に大切です。
冬の土用の養生としては、
肉食は少し控えめにしましょう。
冬の肉食は体を温めますので
冬の寒さを乗り切るために冬はお肉もしっかり食べましょう
と以前お伝えしたことがありますが、
食べ過ぎると冬の終わりには胃腸も疲れてきます。
年末年始、ごちそうを食べ過ぎた方も多いと思います。
この時期はお肉は少し控えめにして、温野菜中心の粗食がおすすめです。
基本のお食事としては、ご飯、味噌汁、漬け物がおすすめですよ。
よく噛んで、腹八分を心がけましょう。
土用の時期に断食をするのもとてもおすすめです。
また、冬の土用は一年の締めくくりです。
一年最後の日は、土用の最後の日でもある「節分」(立春の前日)です。
豆を食べるのもおすすめの食養生です。
旧暦では立春からまた新しい一年が始まります。
寒い日が続いていますが、
1月20日は大寒になり、一年で一番寒い時期になりますので、
冷やさないようにくれぐれもご注意くださいね(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
※YouTubeでお話しした「腎機能を回復させる」というお話を文章にしました。
↓↓↓
こんにちは、井上満弘です。
今回は「腎機能を回復させる」というお話をさせて頂きます。
慢性腎臓病のお話になるんですが、
慢性腎臓病についての一般的な知識については、他のチャンネルでお話しされている動画がいろいろあると思いますのでそちらを観て頂いて、
私の方からは他のチャンネルではあまりお話しされていない、漢方薬剤師からのお話をさせて頂きます。
よろしくお願いします。
慢性腎臓病(CKD)というのは、慢性的に腎臓の機能が低下していくことを言うわけなんですが、
腎臓の機能がだんだん低下していって、
最終的に腎不全という状態になると、
人工透析とか腎移植をしないといけない
ということになってきます。
その腎機能を表す数値というのが、クレアチニンとかeGFRという数値なんですけども、
クレアチニンは、その人の筋肉量や活動量に左右されてしまうのでちょっと不安定な数値なんですね。
なので、eGFRを指標にして頂いたほうがいいですね。
eGFRというのは、簡単にいうと腎臓が何%働いているかっていうのを表した数値になります。
eGFRの数値が分からないという方は、ネット上でクレアチニンや年齢を入れるとすぐ計算できますので、計算してみて下さい。
慢性腎臓病にはG1〜G5のステージがあって、
eGFRが60を切ると黄色信号が灯ります。
腎機能が低下してきていますよ、これから気を付けて下さいねという数値ですね。
腎臓が60%しか働いていないですよという数値になります。
eGFRが30を切るともうすぐ赤信号ということで、
「このままいくと透析ですよ、透析を考えておいて下さいね」とお医者さんから言われるようになります。
腎臓が30%しか働いていないという状態です。
で、いよいよeGFRが15を切ると「透析ですね」と言われることになります。
これは一般的な目安の数値ですので、もっと早めに透析をしようと言われる場合もありますし、もっとギリギリまで様子を見る場合もありますので、絶対にこの数値というわけではないですけど、あくまで目安の数値になります。
慢性腎臓病を治す薬っていうのは今のところありません。
そういった病院の薬っていうのは今のところないわけなんです。
失われた腎機能は二度度戻らないと言われています。
死んでしまった腎臓の細胞っていうのは、もう二度と戻らないわけなんですね。
でも、実は、腎機能は回復させることができるんです。
言っていることが矛盾してますけれども、腎臓の機能を戻すことはできるんですね。
腎臓っていうのは、にぎりこぶしくらいの大きさで、そら豆みたいな形をしていて左右に1つずつあります。
実は腎臓っていうのは通常の人でも50%しか働いていないんですね。
左右それぞれ50%ずつしか働いていなくて、50と50を足して100ということになります。
これがeGFR100ということなんですね。
腎臓が100%働いているということです。
で、残りの50%ずつは眠っています。
使っていない細胞が50%ずつあるわけなんです。
腎機能が低下して、30ずつになったとしましょう。
30と30でeGFR60ということになります。
腎機能が60%ということです。
で、この失われた20ずつっていうのは、これはもう戻ることはないんですね。
でも、その眠っている細胞、その子を起こして働かせることは可能なんです。
その眠っている腎臓を漢方で刺激して目覚めさせるわけなんです。
腎臓って片方だけでも生きていけるんですけども、
片方だけになった場合も、この眠っている部分が働いてくれるようになって、片方ないのをカバーしてくれるようになるんですね。
人間にはそういった予備の能力が備わっているわけなんです。
その眠っている能力を呼び起こすということはできるわけですので、
あきらめず是非ご相談頂ければと思います。
食事や運動など生活習慣の改善というのももちろん大事なんですけども、他のチャンネルでその辺はお話しされていると思いますので、そちらをご覧頂いて、
で、漢方や天然薬もお役に立つことができますので、是非ご相談頂ければと思います。
当店は漢方健康相談を行っている小さな薬店です。
腎臓のお悩み、気になるお身体のお悩み ございましたら、ご相談ください。
今後も漢方と健康に関する役立つ情報を配信してまいります。
お見逃しのないようチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
グッドボタンも押していただけると嬉しいです。
それでは動画をご覧いただきましてありがとうございました。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
※YouTubeで以前お話しした「牛乳を飲んではいけない人とは?」を文章で書きます。
↓↓↓
世の中「体にいい」と言われているものはいろいろありますが、誰にでも体にいいというわけではないんですね。
以前は「ヨーグルトを食べてはいけない人」についてお話ししましたが、今回は「牛乳を飲んではいけない人」についてお話しさせて頂こうと思います。
それと、牛乳を飲めば骨が強くなると思っている方が多いと思いますが、実は骨は弱くなってしまう…というお話もさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします。
牛乳って、おそらくほとんどの方が子供の頃から体にいいものとして当たり前のように飲んでいるんじゃないでしょうか?
確かにタンパク質とかビタミンとかミネラルとか多く含まれていて、栄養価の高い優れた食品ではあるんですが、体質的に合う合わないがやはりあります。
実は私たち日本人は体質的に合わない人が圧倒的に多いんですね。
牛乳を消化・分解する酵素をもっていない人が多いということなんです。
日本人の85%がその酵素を遺伝的に持っていないと言われています。
狩猟民族で肉とか乳製品を食べてきた欧米人は、肉とか乳製品を消化するための消化酵素がたくさん出るような体質になったのに対して、
農耕民族で肉とか乳製品はあまり食べず、植物性の食べ物が中心だった日本人は、肉とか乳製品を消化するための消化酵素が少ないというのは、
当然といえば当然のことなんですね。
でも、消化酵素に関わらず、牛乳自体、高カロリーで濃厚な飲みものになりますので、消化しづらくて胃腸にかなり負担がかかります。
さらに、牛乳は皆さんだいたい冷えた牛乳をガブガブのみますよね。
胃腸が冷えて弱ってしまいますね。
胃腸が弱ってしまいますし、消化しづらいわけですから、十分に消化できていない牛乳のタンパクが侵入してきて、それがアレルギーとか炎症をおこすもとになってしまうということになるんですね。
なので、アレルギー疾患をもっているような方(花粉症、アレルギー性鼻炎、ぜんそく、アトピー等)は、特に牛乳は控えて頂いた方がいいですね。
漢方的には牛乳は潤す作用があるんですが、余分な水をもたせてしまったりとか、体を冷やしてしまったりする作用もありますので、
その他、特に牛乳を飲まない方がいい人としては、
• 冷えてる人 → 牛乳をのみすぎると体はさらに冷えてしまいます
• むくみがある人 → 牛乳をのみすぎると余分な水がたまってむくんでしまいます
• おなかが弱い人 → 牛乳をのみすぎるとおなかがゆるくなったり、おなかが弱ってしまいます。
そういった方は特に牛乳は控えて頂いた方がいいですね。
そもそも牛乳っていうのは、人間が飲むものではなくて、子牛が大きくなるために飲むものですよね。
なので、子供が飲んだら背がのびて大きく変わるかもしれないですけど、
大人が毎日ガブガブのんでいたら、むくんで大きくなるということになってしまうんです。
他の動物の肉を食べる動物はたくさんいますけど、他の動物のお乳を飲む動物っているでしょうか?
不自然な行為であるわけなんです。
それから、さらに言ってしまうと、牛乳は製造されて市場に出る過程でかなり不自然なものも使っています。
牛さんのお乳の出をよくするためにホルモン剤注射をしています。
あれだけたくさんの牛乳が毎日売られているわけですから、たくさんお乳を出させないといけないんですね。
それから、牛さんが病気にならないように日常的に抗生物質も与えられています。
なので、その牛さんからしぼり取られた牛乳っていうのは、かなり不自然なものも含まれているわけなんです。
それから最後の話になりますが、
「カルシウムが豊富な牛乳を飲むと骨が強くなる」と思っている人が多いかもしれませんが、実は逆なんですね。
牛乳を飲みすぎていると、骨は弱くなってしまうんです。
牛乳はCa(カルシウム)を多く含んでますけど、P(リン)も多く含んでるんですね。
CaとPは 2:1の割合で吸収されるんですが、
人間の母乳は Ca:P = 2:1 で含まれていて、
牛乳は 1:1 で含まれているんですね。
人間の母乳に比べて牛乳はCaが足りないわけですので、これをどう補うと思いますでしょうか?
実は、足りない分は骨からCaを溶かし出して持ってくるわけなんですね。
骨を補うつもりが、逆に骨を溶かしてしまうということなんです。
実際、牛乳をたくさん飲んでいる世界4大酪農国は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になっている人が非常に多いんですね。
というわけで、牛乳を飲みすぎていると、逆に骨は弱くなってしまうということなんです。
ま、もともと牛乳はGHQの政策によって戦後日本に輸入されるようになって、体にいいものとして植えつけられてしまいました。
食生活の欧米化によって、日本人はさまざまな生活習慣病やアレルギー性疾患が出るようになりましたが、牛乳もまたその一因であると思います。
というわけで、牛乳をやめて温かいのみものを飲む習慣に変えるだけでも、体調はちょっと違ってくるかもしれません。
ぜひやってみて下さい。
それでは、今回のお話は以上となります。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日1月5日は二十四節気のうちの一つ、「小寒」(しょうかん)です。
「寒の入り」ともいいます。
「寒」とは、寒さが一段と厳しくなる頃です。
「寒」や「寒の内」は、この日から節分までのおよそ1か月間で、厳しい寒さが続きます。
寒さの厳しい「寒」の間に、武道や音曲などの鍛錬をすることを「寒稽古」といいます。
また、年賀状の返事が遅くなってしまった、事情によって出せなかった時は、この時期に「寒中見舞い」を書いて出したりします。
寒い夜は空気も澄みきっており、星がきれいに見えるのもこの時期の特徴です。
この時季は身体が特に冷えますので、身体を温める食べ物や補腎効果がある黒い食べ物(黒豆、黒胡麻、ひじき、海苔など)を食べましょう。
冬は「腎」の季節ですが、腎は腰が冷えると弱くなってしまいます。
腰のあたりを特に冷やさないように注意しましょう。
冷える人は、ふだんから腹巻を使うのがおすすめです。お腹と腰の両方を温めてくれます。
夜は湯たんぽを使うのもおすすめですよ。
また、へその真後ろにある「命門」というツボや下腹部(へその下の真ん中)にある「関元」というツボを温灸したりするのもおすすめです。
そして、明後日1月7日は、「桃の節句」など「五節句」の中で最初に来る「人日(じんじつ)」の節句です。
古代中国では吉凶を占い、無病息災を祈り、野草を入れた吸い物を食べる習慣がありました。
平安時代初期にこれが米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキの「七穀」を入れた粥として日本に伝わり、鎌倉時代になると穀類から「七草」に代わって今でも邪気を払う縁起物として食されています。
七草というのはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種です。
それぞれに効用があり、セリは目の充血やめまいを予防、ナズナは消化機能をととのえます。ゴギョウはせきを止め、たんを切る働き、ハコベラは胃炎や胃弱に効果的、ホトケノザは筋肉の痛みに、スズナは胃腸をととのえ熱を下げます。スズシロも胃腸の働きを助ける働きがあります。
ただ、最近では手に入りにくいものばかり。
そこで、身近な材料を使ったオリジナルの七草粥をご紹介します。
・人参葉(人参でも可)
胃腸の働きを高め、五臓を調和し全身を滋養します。
・カブ
五臓を補い、消化を助け、気持ちを落ち着け、咳や痰を抑え、口の渇きを癒します。
・大根
胃腸の消化を助け、消化不良や胃もたれを改善し、のどの痛み、咳、痰などを改善します。
・春菊
精神を安定させ、胃腸の働きを整えます。
・小松菜
余分な熱をとったり、イライラをとってくれます。
・水菜
体を潤したり、余分な熱をとったり、便通を良くします。
・ネギ
体を温め冷えをとり除き、発汗を促し熱を冷まします。
年末年始、食べたり飲んだりすることの多い時期、
疲れた胃腸をいたわり回復させるために、最適なメニューといえます。
これからはじまる新しい1年を元気で暮らせることを願い、邪気(じゃき)を払う意味で、七草粥をいただいて心身の調子を整えましょう。
年末年始のお疲れが出やすい時期ですので、くれぐれも無理はせず、1年のスタートを切りましょう(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
☆今週の言葉☆
人生は短い。
元気に明るく過ごす暇しかない。
あっという間にまた1年が過ぎ去ろうとしています。
元気に明るく過ごす暇しかないと思います。
来年も元気に明るく過ごしましょう(^^)
今年も1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
こんにちは!漢方健康薬剤師の井上満弘です。
今回はYouTubeでお話しした「ヨーグルトを食べてはいけない人」を
文章で書かせて頂きます。
体にいいと思って皆さんが食べているもの。
でもそれは、誰でも彼でも体にいいわけではないんですね。
その辺について東洋医学的な視点からも書かせて頂きます。
ヨーグルトというと、腸内環境を整えて「お通じをよくする」とか「免疫を高める」とか「アレルギーを改善する」とか、
体にいいものとして毎日食べている方って非常に多いんじゃないでしょうか?
でも、誰でも彼でもヨーグルトが体にいいというわけではないんですね。
ヨーグルトが合わない人もいます。
どんな人が合わないかというと、
もともと胃腸が弱い人、胃腸が冷えている人、下痢しやすいとか軟便であるとか、お腹が張っていたり、お腹がグルグルいっていたりするような人。
そういう人はヨーグルトは控えた方がいいんですね。
ヨーグルトは少し冷やす性質を持っています。
冷蔵庫で冷やしていたヨーグルトはさらに胃腸を冷やしてしまいます。
また、ヨーグルトのようなドロドロしたようなものは胃腸に負担がかかります。
なので、胃腸のもともと弱い方は胃腸を冷やしますし胃腸に負担をかけますので、胃腸を余計弱らせてしまうんですね。
ま、たまに食べるくらいならいいですが、毎日毎日食べるのはよくないということなんです。
そもそも、日本人には体質的にヨーグルトは合っていないんですね。
人間は生まれてきた風土とか食生活が築き上げてきた遺伝子とかで、地域ごとに体質にある共通した傾向が出てきます。
狩猟民族で肉とか乳製品を食べてきた欧米人は、肉とか乳製品を消化するための消化酵素がたくさん出るような体質になったのに対して、
農耕民族で肉とか乳製品はあまり食べてなくて、植物性の食べ物が中心だった日本人は、伝統的に肉とか乳製品を消化するための消化酵素が少ないんですね。
当然といえば当然ですよね。
肉とか乳製品ばかり食べてるとアレルギーも出やすくなるというわけなんです。
牛乳っていうのは乳糖を含んでいるのですが、日本人には乳糖を分解する酵素を持っていない人が多いんですね。
なので胃腸にかなり負担がかかってしまいます。
それと、牛乳に含まれるタンパク質もアレルギーをひきおこすもとになってしまうのです。
ヨーグルトっていうのは、牛乳を乳酸菌で発酵したものになるわけですが、乳酸菌によって乳糖は一部分解されていますので、牛乳に比べれば食べれる人は多くなります。
ヨーグルトを毎日食べていると、絶好調だという方もいらっしゃいますよね。
ただ、やはり私たち日本人の腸には乳製品よりも、味噌とか納豆とか豆腐とか、日本特有の発酵食品、和食が合っているんですね。
それと、ヨーグルトは乳酸菌以外に、糖分とか脂肪分とか添加物とかもけっこう入ってますね。
和食の場合は、乳酸菌も入っていて食物繊維も豊富ですし、やはり和食中心にして頂いた方が健康的一ですね。
さらに、
ヨーグルトには人によって「効くヨーグルト」と「効かないヨーグルト」があるんです。
乳酸菌にもたくさんの種類があって、人によって合う乳酸菌と合わない乳酸菌があるんですね。
血液型によっても、白血球の形によっても、もともとの体質によっても、生活環境によっても、合う乳酸菌は違ってきます。
では、自分に合う乳酸菌を探すにはどうするか?
それはしばらく試してみるしかないんですね。
同じ種類のヨーグルトをしばらく食べてみて、体調がよくなるかどうか見極めるということなんです。
少なくとも2週間程度は食べつづけてみて、便通とか肌の調子とかがどう変化したかをじっくり観察してみて下さい。
でも、胃腸の弱い人はヨーグルトは控えて下さいね。
さらにさらに、もう少しヨーグルトについて書かせていただくと、
「生きて腸に届く乳酸菌」ってよく宣伝されて、サプリとかヨーグルトとか売られてますよね。
でも、生きて腸まで届いたとしても、あなたの腸の中にはなかなか棲みついてくれないんですね。
あなたの腸の中には、もともと住んでいる腸内細菌がいますよね。
彼らはよそ者が入ってきて住みつこうとすると、追い出してしまうんです。
外から全然知らない侵入者がやってきて住みつこうとするわけなので、追い出そうとするのは当然の防御反応ですよね。
だいたい3日〜7日で追い出されてしまいます。
なので、外から新しい乳酸菌を入れようとするよりも、自分の腸にもともと住んでいる乳酸菌を増やすことを考えた方がいいんですね。
それを増やすためには食物繊維を多く含んだ和食を食べることです。
食物繊維は腸に住んでいる乳酸菌のエサとなって増やしてくれます。食物繊維の豊富な食事を心がけることです。
当店では実は生きた乳酸菌ではなくて「死んだ乳酸菌」をおすすめしています。
死んだ乳酸菌というのは、かさばらないので大量にとることができます。
一度に何兆個という単位でとることができるんです。
そして、自分の腸に住んでいる乳酸菌のエサになります。
大量のエサを与えることによって、自分の腸に住んでいる乳酸菌を大量に増やすことができるんですね。
なので、当店では、特別な「死んだ乳酸菌」のものをおすすめしています。
といったわけで、今回のお話は以上となります。
今回のお話をまとめると、
• ヨーグルトはもともと胃腸の弱い人、冷えている人は控える。
• 日本人は乳製品よりも日本特有の発酵食品の方が向いている。
• 乳酸菌を外から入れるよりも、自分の乳酸菌を増やす方が効果的。
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
明日は、二十四節気のうちのひとつ、「大雪」です。
「おおゆき」ではなく「たいせつ」と読みます。
暦の上では、北風が吹き平地にも雪が降る頃とされています。
本格的な冬の到来です。
冬は睡眠をとることがとても大切な季節です。
動物たちが冬眠をしたりして休息してエネルギーを温存しているように、
私たち人間もしっかり睡眠をとって、エネルギーを充電しておく必要があるのです。
でも、かなり冷え込んでくると、足が冷えて寝られないという人も多いのではないでしょうか?
そんな方に、昔からの素晴らしい保温の知恵としておすすめなのが、「湯たんぽ」です。
お湯を入れるだけで、一晩ぬくぬくしていられます。
湯たんぽの効果的な使い方は、お腹やお尻、太ももの前面など体幹に近い部分を温めることです。
冷え症は、まずは手足からあらわれます。
寒さを感じると、体は優先的に体幹を温めることに体温を使うので、手足の血流が少なくなります。
なので、体幹を温めると、その結果、手足も温まってくるというわけです。
少し熱いかなと感じてきたら、湯たんぽを体から離して、移動させます。
それでも熱いかなと思ったら、お布団の外に押し出しましょう。
座って使う場合も、同じ感覚で湯たんぽを体から離してください。
汗をかいたら負けです。
寝ている間に汗をかくのはエネルギーや潤いを消耗してしまうからです。
「汗をかく前に移動させる」を心がけましょう。
また、電気シーツなどを使って布団を温かくして寝ているという方もおられると思います。
ですが、一晩中つけっぱなしにすることはおおすめしません。
なぜなら、汗をかいて体温の調節機能を失うからです。深い睡眠もできません。
電気シーツを使うのであれば、
就寝の1時間から30分程度前に、電源を入れて布団を暖めておき、
寝る時には電源を切るようにしましょう。
ゆっくり自然に冷めていく湯たんぽはおすすめですが、
電気シーツやカイロ、靴下の重ね履き・・・
などのやりすぎはあまりおすすめしません。
温めすぎても身体には逆に負担になってしまいます。
潤いを消耗し、逆に血流障害を起こすこともあるのです。
無理に「温める」のではなく、「冷やさない」ということが大事です。
冷やさないように気を付けて、冬も健やかにお過ごしください(^^)
当店では、腎を補い、体の深い所、体の底の所から温めていく漢方薬「レオピンロイヤル」、
ツボを温めて刺激する手軽に温灸ができる「邵氏温灸器」、
体の保温効果が高く湯冷めしにくい松の葉エキスの入浴剤「オンセンス」
などもおすすめしています。
お気軽にご相談ください。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日11月22日は二十四節気のうちの一つ、「小雪(しょうせつ)」です。
「こゆき」ではなく「しょうせつ」と読みます。
暦の上では、わずかながら雪が降り始める頃とされ、本格的な冬の到来がすぐそこに感じられる時季です。
寒い地方では雪が山の頂を覆い始めます。
比較的暖かい日と寒さの厳しい日を繰り返し、少しずつ本格的な冬を迎えていきます。
すでにかなり寒いですが、
これから本格的に冷える季節になってきますので、体を冷やさないように充分にご注意くださいね(^^)
冷えは万病の元です。
西洋医学では冷えに該当する病名もなく治療法もありませんが、
東洋医学では冷えは病気の原因であると考え重要視します。
私たち現代人は体が冷えてしまう生活を知らず知らずのうちに行っています。
冷蔵庫で冷やした水を飲み、冷えたビールを飲み、冬でもアイスを食べます。
(私も冷えたビールが大好物ですが笑)
コーヒーは冷やす性質をもっています。
ガブガブ飲みすぎていると体を冷やします。
冬でも、夏の野菜・果物や南方産の野菜・果物(例えば、バナナ、トマト、ナスなど)を食べます。
これらも冷やす性質のものが多いです。
白砂糖も体を冷やします。
私たちは砂糖まみれの食品をよく食べています。
そして西洋薬は体を冷やす薬がほとんどです。
特に鎮痛剤には解熱作用もあるので常用していると体を冷やすことになります。
また、運動不足で筋肉量も少ないので体に熱が生まれません。
お風呂も湯船につからずシャワーで済ませる人も多いと思います。
シャワーだけでは体は十分に温まりません。
さらに、ストレス過剰の現代人は、自律神経が乱れ血行が悪くなり、体は冷えやすくなります。
地球の気候は暖かくなっていますが、人間の体は逆に冷えてしまっているのです。
ですから、体が冷えないように注意して温める工夫をしましょう。
☆お風呂は、シャワーで済ませず湯舟につかりましょう。
☆飲食物も温かいものをとるようにしましょう。
冷蔵庫から取り出した水は常温くらいになってから飲みましょう。
できれば体温以上のものを飲むのがおすすめです。
ビールやコーヒーは飲み過ぎないように注意しましょう。
日本酒やワイン、紅茶のほうが体が温まるのでおすすめです。
どうしても冷たいビールを飲むときは、おつまみや食べるものは温かいものにするなど工夫しましょう。
体を温める食べ物は、基本的には、北方でとれる食べ物、冬にとれる食べ物、根菜類などです(すべてそうとは限りませんが)。
具体的には、ねぎ、にら、にんにく、かぶら、しょうが、くるみ、シナモン、山椒などです。
余談ですが、しょうがは加熱や乾燥した方が温める力が強くなります(漢方では、蒸して乾燥したしょうがを乾姜といっていて体の芯から温める作用が強くなります)。
しょうがに含まれる成分にはジンゲロールやショウガオールがあるのですが、生のしょうがにはショウガオールがほとんど含まれていません。
加熱や乾燥することによってジンゲロールの一部がショウガオールに変化します。ショウガオールの方が温める効果が強いのです。
ちなみに、生のしょうがは、体内の熱を手足に運び、体は涼しくなりますので、実は夏の方がおすすめの食品なのです。
☆お腹は絶対に冷やさないようにしましょう。
お腹は体の中心です。腸が冷えていると全身の活動が低下します。
腹巻をするのも非常におすすめです。
☆温灸もおすすめです。
当店には、煙も出ない、熱すぎない、跡もつかない、手軽にできる温灸器がありますので、興味のある方はお申し付けください。
☆漢方薬も体を温めるものがたくさんあります。レオピンロイヤルが基礎薬としておすすめです。
是非ご相談下さい。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
今日6月6日は、二十四節気のうちの一つ、「芒種」(ぼうしゅ)です。
昔は麦を収穫し、田植えを始める時期でした。
芒(のぎ)は、麦や稲などの穀物の先にある針のような毛のことで、
「芒種」とは、麦を収穫し、「のぎ」のある穀物の種を播いたり、稲の苗を植え付ける時期のことを意味しています。
家庭で梅干しを作るのもこの頃です。
梅の殺菌作用や酸味成分が腸の働きを回復させ、梅雨時期の不調を緩和します。
初夏の気持ちのいい気候が終わりを告げ、気温も湿度も上がりだす時期ですが、
ジメジメした湿気は胃腸機能を弱らせてしまいます。
なので、胃腸を元気にして、水分代謝を良くするような食材がこの時期おすすめです。
例えば、豆類(大豆、小豆、黒豆、インゲン豆など)、イモ類(じゃがいも、山芋、長芋など)、とうもろこしなどです。
それと、ウリ類もおすすめです。体内の余分な湿気を払い、夏の暑さもとり除いてくれる働きがあります。
例えば、ズッキーニ、キュウリ、冬瓜、スイカなどです。
日々の食事に意識してとり入れて下さいね(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)
今日5月21日は、二十四節気のうちの一つ、「小満」(しょうまん)です。
暦の上では、陽気もよくなり、草木なども次第に生い茂ってくる季節とされています。
小満というのは、麦などの夏の収穫を迎えた作物の実がふくらんできて、しかしいまだ成熟には至らずという意味です。
麦が穂をつけて、ほっと一安心(=少し満足)という意味もあります。
だんだんと気温が上がってきて、湿度もだんだんと上がってきます。
湿度が高くなると、空気中の酸素量は少なくなってきます。
梅雨時がいちばん酸素量が少なくなります。
酸素が不足すると、仕事の能率が落ちたりミスが増えたりしてしまいますし、
全身の細胞に酸素が充分に行き届かなくなりますので、
痛みが出たり、体の中で様々な弊害も起こりやすくなります。
普段から意識して大きな呼吸して、酸素をとり入れることを心がけましょう。
呼吸は吐くほうが先です。
出してからじゃないと、新しい空気が入れません。
まずゆっくり息を吐き出してから、吸いましょう。
暑くなってきて、体内に熱もこもりやすくなってきますので、
身体を動かし適度に汗をかいて、体内の熱を外に発散することも心がけてくださいね。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
「食べ物にも薬効がある」「食べ物こそ最高の薬であり、漢方薬はそういった食べ物から構成された薬である」
ということをこれまでも言ってきましたけれども、
先日、「老化を抑制する食品」というのが科学的にも証明されました。
「セル・メタボリズム」という世界最高峰の科学誌に論文が掲載されたのですが、
2年間熟成したニンニクに含まれる「S1PC」という成分に抗老化作用があるということが科学的に証明されました。
マウスにおいてだけではなくて、ヒトにおける臨床試験においても確認されたということです。
これは、世界の研究者たちが驚くような非常にインパクトのある発表でした。
「S1PC」という成分は、生のニンニクや黒ニンニクにはほぼ含まれていない成分で、
ニンニクを2年間熟成させることで生まれる成分になります。
2年間熟成させた「熟成ニンニク抽出液」に含まれる成分なのです。
そのS1PCの抗老化作用の簡単なメカニズムを簡単に説明すると、
「サーチュイン遺伝子」って聞かれたことがあるかもしれないですが、
老化や寿命に関わる遺伝子で、長寿遺伝子とも呼ばれるものです。
そのサーチュイン遺伝子(SIRT1)は NAD⁺という補酵素と結合することで働いて、抗老化作用・・・老化を防ぐ多くの作用をもたらします。
細胞を修復したりして老化を抑制するわけです。
ですので、SIRT1が働くためには NAD⁺を増やすということが非常に重要なわけなのです。
NAD⁺は誰もが年齢とともに減少しますし、
過食、運動不足、精神的ストレス、喫煙、過度の飲酒、強い紫外線などによって減少することが知られています。
そういったことでNAD⁺が減少すると老化がどんどん進むというわけです。
そして、今回の研究で発見されたのが、
2年間熟成したニンニク抽出液を摂ると、それに含まれるS1PCが脂肪組織に働きかけて脂肪細胞からeNAMPT(イーナムピーティー)という酵素が放出され、
その酵素が血液に乗って脳の視床下部へ送られて、視床下部でNAD⁺を合成するということです。
そして、そのNAD⁺がSIRT1と結合することで抗老化作用をもたらします。
NAD⁺を増やすことによって、筋肉の低下を防いだり、老化を遅らせる働きをしたということなのです。
それから「NMN」というのも皆さん聞かれたことがあるかもしれませんが、
近年、注目されていてサプリメントなんかもよく出ていますが、
NMNはNAD⁺の前駆物質で、NMNが体内でNAD⁺に変わるのです。
そして、そのNMNも体内でニコチンアミド(ビタミンB3)からeNAMPTによって作られます。
ニコチンアミド(B3)は魚介類、肉類、キノコ類などに含まれるビタミンになります。
今回の研究で 非常に注目されているのが、
こういった自然由来のもの(2年間熟成したニンニク)に抗老化作用があるということが科学的に証明されたということと、
脂肪は悪者のイメージがありますけれども、脂肪もある程度は必要だということなのです。
脂肪からeNAMPTが分泌されるわけですので、ちょい太くらいのほうが元気で長生きするということも科学的に裏付けられたということなのです。
「S1PC」のこと、「抗老化」のこと、
元気で若々しく年を取りたいという方はお気軽にご相談ください。
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)
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「食べ物にも薬効がある」「食べ物こそ最高の薬であり、漢方薬はそういった食べ物から構成された薬である」
ということをこれまでも言ってきましたけれども、
先日、「老化を抑制する食品」というのが科学的にも証明されました。
「セル・メタボリズム」という世界最高峰の科学誌に論文が掲載されたのですが、
2年間熟成したニンニクに含まれる「S1PC」という成分に抗老化作用があるということが科学的に証明されました。
マウスにおいてだけではなくて、ヒトにおける臨床試験においても確認されたということです。
これは、世界の研究者たちが驚くような非常にインパクトのある発表でした。
「S1PC」という成分は、生のニンニクや黒ニンニクにはほぼ含まれていない成分で、
ニンニクを2年間熟成させることで生まれる成分になります。
2年間熟成させた「熟成ニンニク抽出液」に含まれる成分なのです。